DRCSC=Development Research Communication & Services Centre

 農村の貧しい人々にとってまず大切なことは、危機的状況に陥らないことだと、私たちは考えます。つまり、食糧と生計の見通しが確保されていることが大事です。
 それには身の回りの自然資源を、無理なく活用し続ける必要があります。すなわち、環境に配慮すること、身の丈にあった経済と公平を心がけること、そして本来の地共同性に基づいて展開していくことが大切です。
 DRCSCはこのような考えに基づいて、地域資源と生態系を重視した持続的農業と農村開発を主軸に活動を展開するインドのNGOです。西ベンガル州を中心に、他州との共同プロジェクトやネットワーク活動もおこなっています。

 DRCSCの活動には、次の4つの柱があります。現在は主に12のプロジェクトが進行中で、日本からは、そのうち「教育」に関する2つのプロジェクトについて、支援を頂いています。

 活動の対象となる人々は、自然資源に依存した生活を送っています。家畜飼料やかまどの薪、木材、食糧、および農閑期の収入を、身の回りの自然環境から得なくてはなりません。
 そのためには周りの自然資源をうまく活用し続ける必要があります。より良く活用し、年間を通じての食糧を確保しつつ、居住環境を整えていきます。
 環境を尊重し、地域資源をまるごと有効に活用していく持続的農業の普及には、農民や農村女性たちを中心にした大人ばかりではなく、やはり将来を担う青少年たちをも対象に入れていく必要があります。生活に根ざした参加型学習を進めています。
 NGOのプロジェクトでは、様々な立場の人が、多く参加していくことが大切です。草の根的な活動を展開する組織同士だけでなく、ソーシャルワーカーやトレーナー、学校教員、消費者など、学習会や情報提供などを通じて、ネットワークを構築していきます。
 かんばつや洪水などが起こりやすい地域もあります。そのようなところでは、いつ起こるかわからない自然災害に備えておく必要があります。
 食糧確保のために収穫物の一部を蓄えること、災害後にも農業に取り掛かれるよう種を保管しておくこと。そして、農業生産のきちんとした計画作りが大切です。


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