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「気になる祭り」
-ready for Durga
puja-
酷暑の4、5月を過ぎて雨期を迎えると、ときたま降る大雨に、コルカタの街なかはあわや水上都市の様相を呈します。至るところで大きな大きな水溜りが出来、上昇した水面を人や自動車やリクシャが行き来する姿は、まさにあっぷあっぷといった感じです。
4、5月に比べて気温が下がったとは言え、特に9月は日差しが強く、しかも湿度も高いので屋内にいても空気のよどみに苦しみます。外を歩くとたちまちベトベト、むしろ一年で一番過ごしにくい季節なのかも知れません。秋分から日が短くなりますが、それまではこのような気候が続きます。
そんな中、感心するのは9月に入る頃からいそいそと始まるドゥルガー・プージャ(ヒンドゥー教の女神であるドゥルガーの、アスラ王マヒシャ討伐を祝う祭り)の準備です。「この暑い中よくやるよなぁ」と思うのですが、我が家のすぐ近くにもやぐらの骨組みがたちまち立ち上がり、日々黙々と作業に取り掛かっています。もちろん、たっぷり昼寝もしているようですが。
ベンガル地方(DRCSCの活動がおこなわれている西ベンガル州も含まれます)ではドゥルガー・プージャを盛大におこなうことで有名です。やぐらはドゥルガーを天から迎え、送るための施設なのですが、街の至るところで立ち上がったやぐらのモチーフは奇知に富んでいて、昼も夜も本当に華やか、街中がテーマパークのようになります。僕が知るのはコルカタの様子だけですが、人々のドゥルガーへの思い、ドゥルガー・プージャが大好きで、とてもありがたくて仕方がないという気持ちが溢れ、よく伝わってきます。
そしてこの祭りの前後で人々が気にかけることのひとつに、ドゥルガーがどの乗り物に乗ってきて、また帰っていくか、というものがあります。それによって、その年の運勢が決まるからです。乗り物には象、船、馬、揺り篭の4つがあり、吉報の続く年、雨に恵まれ豊作の年、死者の多く出る年、世間的混乱の起こる年などが占われます。
正式には祭りの後に分かります。農村プロジェクトを展開する観点からも、ちょっと気になるところです。
(2008年9月、うえはらゆうき)
写真 〜2007年のドゥルガー・プージャより

奇抜な形をしたやぐら |

ドゥルガー像 |

大きな会場には
移動遊園地もやってくる |
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